睡眠について

以前、睡眠不足についてお話しさせていただきましたが、そもそも正しい睡眠とは？という疑問を持たれている方が多いと思います。

今回は睡眠とは何なのかを少しお話ししていきたいと思います。

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、この2つを約90～120分周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す周期性があります。眠りの深さによって3つの段階に分けられ、最も深い段階3は徐波睡眠と言われています。

一般的にはノンレム睡眠は体を休める時間、レム睡眠は脳の情報を整理する時間といわれています。レム睡眠時は脳が活動しているため、夢を見やすいと言われています。

健康な成人の場合、入眠後の早い段階で最も深い段階3（徐波睡眠）に到達すると考えられています。その後は２つの睡眠状態が交互に現れますが、朝方になるにつれてレム睡眠や浅い睡眠の割合が多くなってきます。レム睡眠は脳が働いた状態で、血圧や脈拍の変動もあるから、覚醒への準備状態ともいわれています。朝になると自然に目が覚めるのはこのためです。

また人は高齢になるほど、深い睡眠である徐波睡眠が減少するといわれています。高齢者に途中覚醒や早朝覚醒が多くみられるのは、こうした睡眠の質の変化も関係しています。

【最後に】

睡眠を単なる疲れを取るための方法の一つとして考えるのではなく、日々の暮らしを豊かにするため、仕事で最大限のパフォーマンスを出すために必要な習慣と考えなくてはいけません。

その為、就寝時から起床までの一連の過程を見直し、良質な睡眠を得るために意図的な改革が必要になってきます。

その中で最も大切なのが「睡眠時間の確保」。

睡眠時間は長くても短くても良くありません。

最適な睡眠時間は個人差がありますが、理想は合計で約７時間程度の睡眠時間を取ること、最初の深い「ノンレム睡眠」だけではなく、睡眠後半で出てくる「レム睡眠」をとることも意識して、十分な睡眠時間を確保しましょう。

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