痛みは結果であって原因ではないってどういうこと?

「腰が痛いから腰が悪いんですよね?」
「肩が痛いから肩を揉めば良くなりますか?」

整体院でもよくいただく質問です。

もちろん痛みが出ている場所には負担がかかっています。しかし、実は痛みが出ている場所=本当の原因とは限りません。

今回は「痛みは結果であって原因ではない」という考え方について、わかりやすくお伝えします。

痛みは体からの「警告サイン」

例えば車のメーターにある警告ランプをイメージしてみてください。

警告ランプが点灯したとき、ランプそのものが故障の原因ではありません。

エンジンやバッテリーなど、どこか別の場所に問題が起きていることを知らせているサインです。

実は体の痛みも同じです。

肩や腰に痛みが出ていても、その場所だけに原因があるとは限りません。

痛みは「ここに負担がかかっていますよ」という体からのメッセージなのです。

腰痛の原因が腰ではないこともある

例えば腰痛で来院される方の中には、

  • 股関節が硬い
  • お尻の筋肉がうまく使えていない
  • 足首の動きが悪い
  • 長時間同じ姿勢が続いている

といった問題が見つかることがあります。

本来は股関節や足首が分担するはずの動きを腰が代わりに頑張っているため、結果として腰に負担が集中してしまうのです。

つまり、

原因は股関節や足首の機能低下

結果として腰に痛みが出る

というケースも少なくありません。

肩こりも肩だけの問題ではない

肩こりの場合も同じです。

デスクワークやスマホの使用が続くと、背中や肩甲骨の動きが少なくなります。

すると首や肩の筋肉が常に緊張した状態になり、肩こりを感じやすくなります。

この場合、

  • 姿勢のクセ
  • 肩甲骨の動きの低下
  • 長時間の同じ姿勢

などが原因で、

結果として肩こりが起きている

可能性があります。

肩だけを揉んでもすぐ戻ってしまうのは、本当の原因が残ったままだからです。

痛い場所だけを見ても改善しにくい理由

痛みがあると、どうしてもその場所ばかり気になります。

しかし痛い場所だけをケアしても、負担を生み出している原因が残っていれば再び症状が出やすくなります。

例えばバケツの水があふれているとき、床を拭くだけでは解決しません。

まずは蛇口を閉める必要があります。

体も同じで、

  • なぜそこに負担がかかっているのか
  • なぜ痛みが繰り返されるのか

を見つけることが大切です。

まとめ

痛みは体からの大切なサインですが、必ずしも原因そのものではありません。

腰が痛いから腰だけ、肩が痛いから肩だけを見るのではなく、

「なぜそこに負担が集中しているのか」

という視点で体を見ていくことが根本改善への第一歩です。

なかなか良くならない肩こりや腰痛でお悩みの方は、痛い場所だけでなく体全体のバランスや動きにも目を向けてみてください。

思わぬところに、本当の原因が隠れているかもしれません。

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