運動不足より危険?“同じ動きばかり”の落とし穴

「運動不足だから体が悪くなる」

そう思っている方は多いですが、実は整体の現場では“運動している人”でも体を痛めているケースが少なくありません。

その原因のひとつが、
**“同じ動きばかり繰り返していること”**です。

今回は、「なぜ同じ動きが体に負担をかけるのか?」を患者さんにも分かりやすくお話しします。

体は“偏った使い方”に弱い

例えばこんな習慣、ありませんか?

  • いつも同じ側の肩でバッグを持つ
  • デスクワークで同じ姿勢が続く
  • 毎日スマホを見る角度が同じ
  • 立つ時に片足へ重心をかける
  • 仕事で同じ動作を何百回も繰り返す

こうした動きは、一見すると大きな負担には見えません。

ですが体は、
「同じ場所ばかり使う」ことが続くと、徐々にバランスを崩していきます。

すると、

  • 一部の筋肉だけが硬くなる
  • 逆に使われない筋肉が弱くなる
  • 関節の動きが偏る
  • 血流が悪くなる

といった状態が起こりやすくなります。

“動いている=健康”ではないことも

たとえば毎日仕事で動いている方でも、

  • 腰だけを使っている
  • 腕ばかり酷使している
  • 前かがみ姿勢が続いている

など、“使い方の偏り”があると、体はどんどん疲労を溜め込んでしまいます。

実際に、

「運動不足ではないのに肩こりがひどい」
「毎日動いているのに腰痛が治らない」

という方はとても多いです。

これは“動いていない”のではなく、
“同じ部分しか使えていない”状態なのかもしれません。

なぜ痛みにつながるの?

同じ動きが続くと、体はその動きに合わせて固まっていきます。

すると本来は、

  • 背中
  • 股関節
  • 肩甲骨
  • 足首

など、全身で分担するはずの動きを、一部だけで頑張るようになります。

結果として、

  • 首だけがつらい
  • 腰ばかり負担がかかる
  • 片側だけ痛い
  • 疲れが抜けにくい

という状態になりやすいのです。

特に現代は、

  • デスクワーク
  • スマホ
  • 車移動
  • 家事の固定化

など、“同じ動きの繰り返し”が非常に多い生活になっています。

大切なのは「たくさん動く」より「いろいろ動く」

もちろん運動不足の解消も大切です。

ですが、それ以上に重要なのが
**“体を偏りなく使うこと”**です。

例えば、

  • こまめに立ち上がる
  • 左右どちらも使う
  • 普段しない動きを取り入れる
  • 肩甲骨や股関節を大きく動かす

これだけでも、体への負担はかなり変わります。

「最近ずっと同じ姿勢ばかりかも…」

そんな方は、“運動量”だけでなく、“動きの偏り”にも目を向けてみてください。

体は、「動かしていないこと」だけでなく、
「同じ使い方を続けること」でも不調を起こすのです。

当院では、痛みのある場所だけでなく、「どこに負担が偏っているのか?」も含めて体の状態を確認しています。

「いつも同じ場所がつらい」
「動いているのに疲れが抜けない」

そんな方は、お気軽にご相談ください。

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